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お金を貯めるために、『家計簿』よりも大切な事。収入と支出のコントロールが鍵です。

2025 6/16
Money Topics
2023年9月2日2025年6月16日
目次

家計簿をつけると貯金できるようになるの?

「貯金ができるようになりたい。」と思った時に、「まずは、『家計簿』を始めてみよう」と思う人がいるかもしれません。

「家計の管理=家計簿」だと思われているところがあるようです。しかし、「家計簿をつけても、思ったように貯金はできなかった。」という人もいます。もしかすると、そういう人のほうのが多いのかもしれない。

でも、なぜ「家計の管理=家計簿」なんだろう。そして、本当に貯金をするために家計簿をつけようとすることに意味はないのだろうか?

実際に、家計簿をつけていなくても、貯金ができて、それなりの貯蓄がある人もいます。

「貯金が出来た。」、「貯金してきたことでお金が結構貯まっている。」、という人の中で、「家計簿をつけていたおかげです。」という声は、あまり聞いたことがない。

そう考えると、家計の管理と家計簿は、イコールではないのかもしれない。貯金をするために必要なのは、家計簿ではないのかもしれない。でもだからといって、家計簿をつけることが、貯金にとって何の効果もないというのも違うような気がします。

貯金に必要なことは、何なのか。それは『家計簿』の先にある『お金を管理する』という意識なのだと思います。

『お金を管理する』と『収支を把握する』は違う?

家計簿をつけて分かることと言えば、「何にいくら使ったのか?」や「収入と支出のバランスはどうなっているのか?」など、『収支を把握する』ことにあります。

その中で、「今月は使い過ぎた」とか、「この支出を見直そう」などと考えて、収支をコントロールしようというのが、家計簿の役割なのかもしれない。

でも、そう考えても収支というのは、コントロールが難しいものです。

「今月は使い過ぎた、来月は支出を減らそう」と思っても、結局「また使い過ぎてしまった」なんてこともよくあるものです。

支出というのは、『欲』との戦いです。この『欲』をコントロールするのが、私たち人にとっては、とても難しいものです。「欲しい」と思ったものを我慢する。簡単そうだけど、これがなかなかできない。

結局、『家計簿』は、その『欲』が今月どうだったかを振り返る『結果』でしかないのかもしれないと考えると、家計簿をつけるのは、ただ「結果を記録する」という意味でしかないのかもしれません。

つまり、『家計簿』だけでは貯金が増えないのは、『家計簿』には、貯金を増やすために必要な、「欲をコントロールする方法」までにはなっていないというわけです。

ましてや、自分で電卓をたたいて、自分で数字も記入することもない『家計簿アプリ』の場合には、なおさら結果を見るだけのものになっている可能性もありそうです。

対して『お金を管理する』というのは、『お金を使った結果』ではなく、今お金をどうやって使うのかという現在進行形のものです。

「今、いくらまでなら使ってもいいのか」がわかっているかどうか、そこが『家計簿をつける』と『お金を管理する』の違いになっているのかもしれません。

いわゆる『予算』という考え方です。

家計簿がなくてもお金はたまる?

「いくらまでなら使ってもいいのか?」

収入がわかっていれば、いくら貯めたいのかに応じて、使っていい金額はおのずと決まってくる。単純な算数の問題です。

これを考えながらお金を使っているのか、それともあまりそこに意識なくお金を使っているのか、ここで貯蓄ができるかできないかが分かれてくるのかもしれない。

そして『お金の管理』というのは、この「いくらまで使っていいのか」を家計の仕組みに取り入れることでもあります。

例えば、銀行口座の使い方を工夫する。

よく聞く貯金する金額を先に分けてしまう。

支出の分類によって、封筒に区分けしてから使う。

など、お金の使い方に仕組みを組み入れるとお金の管理が行いやすくなるように感じる。その仕組み化を考えることが、貯蓄をする上で大切な事なのだと思います。

もちろん、それでも『欲』のコントロールが出来ない人もいる。その場合には、仕組みづくりと同時に『欲』をコントロールする方法についても考える必要がある。

また、毎月の予算というと、なかなかできない人は、毎週や毎日というように小さく目先の金額に変えていくことも効果的だと思います。

「1日に使っていい金額は、いくらまで。」

1日に使った金額を計算できない人は、ほぼいないことでしょう。わかりやすくて簡単です。

なんらなら、毎日財布やキャッシュレス口座に、1日分のお金を入れて、その中でやりくりするなんて方法も良さそうです。

しかし、どうでしょう。

1日に使っていいお金を具体的に決めるにはどうしたらいいのだろうか?

こうありたいという目標を立てても、実際にどのくらいのお金を使っているのかが把握できていなければ、きっとそれも難しいのではないだろうか?

そこで役立つのが、『家計簿』なのではないだろうか?

支出の癖や、毎月だいたいどのくらい使っているのか、そういうものは、『家計簿』をつけるとよくわかる。

ただ『家計簿』をつけて、結果を見るのではなく、もう一歩『お金の管理』という事を考えながら、『家計簿』をつけることで、より意味のある『家計簿』になってくるのではないでしょうか?

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この記事を書いた人

田仲 幹生のアバター 田仲 幹生

生命保険会社、税理士事務所での勤務を経てファイナンシャルアドバイザーとして独立。数多くの相談者に向き合ってきた経験と、自身が実践する資産運用のノウハウを活かした個別相談やマネー講座が好評です。

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株式会社あせっとびるだーず
独立系ファイナンシャルアドバイザー
「金融商品を売らない」独立系ファイナンシャル・アドバイザリー法人。客観的なデータに基づく論理的な資産運用と、一生使えるお金の教養を発信しています。自社資本による株式・不動産投資も実践する、数字と投資のプロフェッショナルです。
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