
健全なる精神は、健全なる肉体に宿る
はじめに:「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」は科学的真実だった
古代ローマの詩人・ユウェナリスが残したこの有名な名言。単なる精神論やことわざだと思っていませんか?
実は最新の科学において、これが「完全に正しい事実」であることが証明されています。
今回ご紹介する『運動脳』(アンデシュ・ハンセン 著)は、世界中で大ベストセラーとなった一冊です。
スウェーデンの精神科医である著者が本書で突きつける現実は、非常にシンプルかつ衝撃的です。それは、「脳の機能を高め、心を健康にする最も確実な方法は、薬でも脳トレでもなく『運動』である」という事実です。
衝撃の事実:スマホの「脳トレ」では脳は育たない
記憶力を上げたい、認知症を予防したいと考えたとき、多くの人がスマホの「脳トレゲーム」やパズルに頼りがちです。しかし本書は、それらの効果をバッサリと否定します。
身体を動かさなければ、脳の機能は根本的には改善しないのだそうです。
なぜでしょうか? 実は、私たちが「ただ歩く・走る」という動作をするだけでも、脳はとてつもない情報処理を行っています。
- 目から入る景色や障害物の把握
- 足の裏から伝わる地面の傾きの計算
- 転ばないための瞬時のバランス調整
ロボットに二足歩行をさせるのが非常に困難であることからも分かる通り、人間の運動とは極めて高度な情報処理の連続です。平坦ではない道を走ったり、スピードを変えたりするだけで、脳のあらゆる領域が総動員されます。
机に座って画面を見つめるだけの脳トレとは比較にならないほど、運動は脳の機能をフル稼働させ、ネットワークを強化してくれるのです。
脳の衰え=機能の欠落ではなく「バランスの崩れ」
私が本書を読んで最もハッとさせられたのは、「脳の不調は、機能の低下ではなく『バランスの崩れ』から起きる」という視点でした。
例えば「うつ」と言われる症状は、単に脳が衰えているのではなく、脳内の「海馬(記憶などを司る)」と「扁桃体(不安や恐怖を感じる)」の機能バランスが崩れることが大きく影響しているそうです。
ストレス、認知症、モチベーションの低下、記憶力の減退……これらすべてにおいて重要なのは、脳全体のバランスを整えることです。
そして、その最強の調整役となってくれるのが『運動』です。
うつや認知症の改善には薬が使われることが多いですが、科学的根拠(エビデンス)の観点からは、薬よりも運動のほうが高い効果をもたらすことが分かっているとのこと。まさに運動は「万能薬」なのです。
結論:どんな運動を、どれくらいやればいいのか?
「運動するだけで頭が良くなるなんてあり得ない」と思うかもしれませんが、実験では「よく運動する子供は学習能力も高い」という結果がはっきりと出ています。
では、脳を最高のコンディションにするためには、どんな運動がいいのでしょうか?
本書が推奨するガイドラインは以下の通りです。
- 種類: 筋トレ(無酸素運動)よりも、心拍数が上がる有酸素運動
- 時間: ランニングなら20分以上(可能なら45分以上がベスト)
- 応用: 強度を上げた「インターバルトレーニング」を続けると、脳が若返る効果も!
「よし!今日から運動を始めよう」
読み終えた瞬間、誰もがランニングシューズを履いて外に飛び出したくなる、ものすごいモチベーションをくれる一冊です。ぜひ手にとってみてください。
💡 人生最大の資産「健康」と、未来の資産「お金」
いくら資産運用でお金を増やしても、認知症になってしまったり、心を病んでしまっては、そのお金を使って幸せな老後を送ることはできません。
「健康な脳と身体」こそが、私たちが持つ最大の資産(Asset)です。
身体の健康(資産)は、ご自身でランニングをして築き上げていただくしかありません。
しかし、「将来のお金の健康(資産)」については、プロが並走してサポートすることができます。
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