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【書評】インデックス投資は「最強」だが「ベスト」ではない?市場平均に勝つために必要な「たった一つの条件」

2026 2/03
読書日記 経済や科学、その他の本
2023年12月11日2026年2月3日

インデックスに頼らない、本気の資産運用

目次

はじめに

「S&P500や全世界株式を買っておけば間違いない」 昨今の投資ブームで、これが正解として定着しつつあります。しかし、投資に慣れてくると、ふと思うことはないでしょうか。

「本当にこれだけでいいの?」 「もっと効率よく、市場平均(インデックス)を上回るリターンを出せないか?」

今回ご紹介する書籍は、そんな投資家の野心に答える一冊です。

タイトルにある「ランダムウォーク」とは、酔っ払いの千鳥足のように「株価の動きは予測不能である」ことを意味します。

一見、予測不能な市場に挑むノウハウ本のようですが、読み解いていくと、著者が伝えたかった「投資の真髄」が見えてきました。

リンク

「インデックスを超える」ためのアノマリーとは

結論から言えば、著者の基本スタンスは「多くの人にとってインデックスファンドがベストである」というものです。

また著者は他にも確率論的アプローチの書籍を執筆しており、その論理には一貫性があります。

しかし、本書ではあえて「インデックスを超える可能性」について言及されています。

それが市場の歪みとも言える「アノマリー」の活用です。

  • 小型株効果: 時価総額の小さい株の方がリターンが高い傾向
  • 割安株(バリュー)効果: 本質的価値より安く放置されている株
  • モメンタム効果: 直近で上昇している株は、その後も上がりやすい

これらは「ファーマ・フレンチの3ファクターモデル」などでも知られる有名な理論です。

ただ、正直な感想を言えば、本書でのこの部分の解説は「こういう可能性もある」という紹介にとどまっており、学術的な深掘りを期待する方には少し物足りないかもしれません。

しかし、本書の真価は、こうしたテクニックの解説にはありませんでした。

バフェットのマネができない本当の理由

私が本書で最も感銘を受けたのは、「方法論よりも、信念と哲学が重要である」という指摘です。

市場平均を数十年にわたり上回ってきたウォーレン・バフェット。多くの投資家が彼の手法(銘柄選びやタイミング)を真似しようとします。

しかし、同じようなリターンを出せる人はほとんどいません。それはなぜなのでしょうか?

それは、「バフェットの「胆力」まで真似することはできないから」だと著者は言います。

バフェットでさえ、S&P500に負ける年はあります。周囲から「バフェットはもう終わった」と揶揄されることもあります。

それでも彼は、自分の投資哲学を一切曲げず、頑なにスタイルを貫き通します。

手法を真似ることは簡単です。しかし、逆境の中で「自分の選択を信じ抜くこと」。これこそがインデックスを超えるための最大のハードルであり、必須条件なのです。

結論:哲学なき者はインデックスに留まれ

結局のところ、「ランダムウォークを超える(市場平均に勝つ)」とは、特別な裏技を使うことではありません。

「自分の考えを持ち、どんな逆境でもそれを貫き通す信念と忍耐力を持つこと」 これに尽きます。

もし、ご自身にそこまでの覚悟や時間がないのであれば、やはりインデックスファンドが「ベスト」な選択肢となります。

バフェット自身が遺した有名な言葉が、そのすべてを物語っています。

「私の考えでは、多くの人にとって、最も良い方法は、S&P500インデックスファンドを買うことだ」

投資手法を探す旅の終着点として、あるいは自分の投資スタンスを見つめ直すきっかけとして、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

リンク

? 「自分だけの投資哲学」を見つけるために

「インデックス投資で十分なのはわかった。でも、自分は本当にそれで納得できているだろうか?」

「自分のリスク許容度に対して、今の運用方法は合っているのだろうか?」

投資を続けていると、こうした迷いが生じるのは当然のことです。

確固たる哲学を持つことは、プロでも容易ではありません。そんな時は、独りで悩まず専門家の視点を借りてみてはいかがでしょうか。

当メディアが運営するファイナンシャルアドバイザーの「㈱あせっとびるだーず」では、あなたの性格やライフプランに合わせた資産形成のアドバイスを行っています。

「インデックス+α」の運用を考えたい方や、暴落時でも動じないポートフォリオを作りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

? ファイナンシャルアドバイザー㈱あせっとびるだーずのマネー相談・詳細はこちら

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この記事を書いた人

田仲 幹生のアバター 田仲 幹生

生命保険会社、税理士事務所での勤務を経てファイナンシャルアドバイザーとして独立。数多くの相談者に向き合ってきた経験と、自身が実践する資産運用のノウハウを活かした個別相談やマネー講座が好評です。

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株式会社あせっとびるだーず
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