
経済を学ぼう!
『イングランド銀行公式 経済がよくわかる10章』 イングランド銀行 (著)
経済学と聞くと、「小難しい数式や専門用語の羅列」といった印象を持つかもしれません。
しかし、世界的な金融大国であるイングランド銀行が国民向けに発行した本書は、そのイメージを根底から覆す一冊です。
『イングランド銀行公式 経済がよくわかる10章』は、私たちの日々の生活と「経済」がどのように繋がっているかを、身近な事例を通じて解説してくれます。
あなたの給料、貯蓄の金利、住宅ローン、毎日の買い物といった家計の全ては、この「経済の仕組み」の上で動いています。
本記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から、本書の核となる学びと、得た知識をあなたの資産形成に活かす方法を解説します。
経済の「おおまかな流れ」を理解し、より豊かで健康な未来を手に入れましょう。
1. なぜ今、『家計の管理者』である私たちが経済を学ぶべきなのか?
従来の経済学は、「合理的経済人」というモデルを仮定し、現実と乖離した理論を展開することが少なくありませんでした。しかし、この本が伝えるのは、経済学とはそもそも「家計の管理運営術」であったという原点です。
私たちは日々、株式投資や事業活動をしていなくとも、会社で働いたり、食材や日用品を買ったり、旅行に出かけたりと、常に経済活動に参加しています。
- 給料が上がるのはなぜか?
- 銀行の金利はどう決まるのか?
- なぜ、物価(インフレ)は上昇し続けるのか?
本書を読むと、これらの疑問の答えが全て、あなたの日常生活の延長線上に存在していることを実感できます。
経済を知ることは、自分の生活のあり方やお金の使い方を考えることに直結するのです。
小難しい数式は不要!本棚経済学はこの一冊で十分
本書の素晴らしい点は、難解な数式を一切使わず、「需要と供給」「希少性」というシンプルな仕組みから経済活動の全体像を説明していることです。
需要があり希少性の高いものに価値が生まれ、需要が弱く希少性のないものは価値が低くなる。
このたった一つの原則で、インフレ、労働市場、金利、貿易といった複雑なテーマまで、すべてが繋がって見えてきます。
経済学者ではない私たちが、お金の不安を解消し、自分の資産を守り、増やすために必要な知識は、この一冊で十分に得られるでしょう。
3. まとめ:経済学は「豊かな生活」のためのツールである
本書の最後には、経済学は退屈だと思っていた女性「シャーリーン」が、いつしか意識せずに買い物や転職活動などに経済学を活用するようになったエピソードが紹介されています。
この話は、「経済学=家計の管理運営術」という考えを改めて私たちに思い起こさせてくれます。
お金の知識は、あなたをより幸福に、健康に、豊かにすることができる。と感じさせられるエピソードでした。
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