プリペイドカード使ってる?

クレジットカードやQRコード決済、スマホ決済に電子マネー、キャッシュレス決済の方法が多様化しています。しかし、そんなキャッシュレス決済の中でも、中心にあるのは、やはりクレジットカードではないでしょうか?

決済の現場で主に使用されている決済方法も、クレジットカードの利用が一番だという話も聞きました。

今回取り上げるプリペイドカードとは、言ってみればチャージ式のクレジットカードです。

先に利用するお金をカードにチャージして、そのチャージした金額の中で支払いをします。そして、その支払いでは、クレジットカードのブランドを使うので、決済する使用感は、クレジットカードそのものというカードです。

クレジットカードと同様に利用できるので、利用できる場所や店舗はとても多いです。むしろ、今の時代クレジットカード決済ができない店舗の方が珍しいぐらいではないでしょうか。

もちろんクレジットカードのように、アマゾンや楽天市場など、ネットショッピングなどにも使用ができるので、とても使いやすいと感じています。

ただし、プリペイドカードがクレジットカードと大きく違うのは、ガソリンスタンドなどの特定の支払い先や、スマホの通信料などの定期的な支払いでは利用できないことが挙げられます。

プリペイドカードで予算を管理する。

プリペイドカードの良さは、利用予定の金額を先にチャージできることです。そして、その範囲でしか利用できないところにあります。

この仕組みを利用して、家計の予算管理を行うことがおすすめです。

家計管理の基本は、予算を考えながら支出を管理していくことにあると考えています。毎月の支出をどのくらいにするか、または毎週の支出はどのくらいで抑えるかなど、予算感をもって支出をコントロールすることで、家計の管理はほぼコントロールできるようになります。

プリペイドカードのチャージ機能を使って、スーパーやネットショッピング、街のお店などで支出する毎月の支出予定額を、月初など一定の時期にまとめてチャージする。

あとは、一か月間そのチャージしたお金の範囲でやりくりする。

一か月という期間が長いと感じる場合には、一週間で区切ってもありです。たとえば、給与の中から支出に回す毎月の予算を週で割って、日曜日など一定の曜日に一週間分をチャージする。

もちろん、同じような方法で、一日単位でもOKです。

あとは、チャージした金額の範囲でやりくりすることだけ考えていれば、家計簿やレシートチェックなどこまかな支出を洗い出すことなく、予定通りに支出が出来ていることになります。

そして、支出が予定通りにコントロールされているという事は、貯蓄も予定通りに進められている事になります。

チャージしすぎたお金を銀行口座に戻すこともできる?

プリペイドカードの中には、チャージしすぎたお金を出金したり銀行口座に戻すことが出来るサービスを提供しているところもあります。たとえば、LINEペイやKyash、ウェブマネーなどが挙げられます。

ただし、プリペイドカードの残高は、基本的には使い切りという使い方になるため、残高を出金したりすることはあまりない気がします。仮にもしあまってしまったら、次回のチャージの時に、チャージ金額を減らすのがいいのではないかと思います。

それと、多くのプリペイドカードサービスの出金サービスは、出金時に手数料がかかるようになっているので、頻繁に出金するという使い方は、利用法として好ましくなさそうです。

でも、プリペイドカードを使うことの心配事といえば、残高を余らせたまま使わなくなってしまうことです。そんな時、現金として残高を出金できるというのは、いざという時の安心にもつながるサービスのような気がします。

プリペイドカードをスマホ決済と連結させる

プリペイドカードは、クレジットカードと同様に利用できるので、スマホ決済との相性もいいです。

d払いや楽天ペイなどでは、クレジットカードのブランドが使えれば、プリペイドカードとつなげることができることもあります。

たとえば、街中でd払いを多用しているという人の場合、d払いとプリペイドカードをつなげることで、プリペイドカードにチャージした金額の中でd払いが利用できるようになります。

街中のdポイント加盟店でのポイント取り逃しを防ぐこともでき、便利な使い方の一つだと思います。

また、IDやQUICPayなどのスマホでのタッチ決済を利用できるプリペイドカードもあるので、カードを忘れても、スマホだけでお買い物ができるようになります。

プリペイドカードというカードが主ではあるけれど、クレジットカードとしてカードを提示して支払う方法の他、他の決済方法と連携させるとQRコード決済やタッチ決済もできるようになったりすることで便利さがアップします。

残高が減算方式なのが、とくに良い!

クレジットカードの利用の場合、クレジットカードを利用することで、利用金額が増えていくという加算方式で表記されることがほとんどです。

これだと、締め日になってみないと、いくら使ったのかを直感的に分かりにくく感じるものです。

結果的に、「今月はカードをこんなに使ってしまったのか」と請求金額のお知らせが来て、初めて気づくという経験もあるのではないでしょうか?

そんなことが続くと、カードではなく現金支払いを中心にすることで、カードの使い過ぎを防ごうと思ったりします。現金支払いに変えると、お金を使うとサイフの中のお金が減っていくのがわかり、いくら使っているのかの感覚がつかみやすくなります。

つまり、最初におサイフに入れたお金から、使うとお金が減っていく、減算方式になります。

しかし、現金の支払いではポイントが付きません。クレジットカードで支払いをしたほうのがポイントがついてお得だというのが、今の時代です。できることならクレジットカードを駆使して家計をやりくりしたいと思うところです。

そこで、クレジットカードと現金の間にいるプリペイドカードの活用が出てきます。

プリペイドカードを使用したり、またはプリペイドカードへクレジットカードから入金したりすると、ポイントが付与されることがあります。

それにプリペイドカードのスマホアプリでは、チャージをすると画面にチャージされた残高が表示されるようになり、現金のようにお金を使うたびに、カードの残高が減っていく、減算方式で表記されています。

これによって、現金に近い感覚で、いくら使っているのかを直感的に感じられるようになります。

そして、残高があることで、「あといくら使っていいのか」ということも直感的にわかるようになるのは大きなメリットだと感じています。

「あといくら使ってもいいのか」を把握できていると、支出のコントロールがしやすくなります。そして、予算通りに支出を実行するという事が、明確化され、わかりやすくなります。