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『天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上) 偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略』 エドワード・O・ソープ(著)

投資と資産形成の本

天才数学者の大冒険⁉

面白かったです。この本はあたりだと思いました。

投資や資産運用などを学ぶという意味でも、自伝という物語を読むという意味でも面白い。

この天才数学者は、自分が面白そうだと思ったところへ全力投球するという生き様もまた面白かったです。

数学者としての成功、大学教授としての成功、そしてギャンブラーとしての成功。

いろんな成功が手に入るところにあるのに、それでも自分の興味を優先し、突き進む。そんな生き方にも共感するところがありました。

まるでドラマのような世界を生きた、そんな人だと感じました。

そしてただのドラマではなく、投資という視点でもとてつもなく勉強になる本だと思いました。

この天才数学者は、数学者をやりながら、ギャンブルという偶然を研究するということに興味を持ち、ブラックジャックやルーレットなどを研究し、偶然の中の必然を見つけ出し、ギャンブルを制してしまった。

その考え方は、そっくりそのまま投資の世界に通じるものがある。

そう、『株式市場は世界最大のカジノ』だからです。

その株式市場の中で、また数学者らしいアプローチでどう制していくのか?

といったところで上巻が終了、下巻へ続くといった感じです。

株式市場は、本人も言っていたことですが、トランプゲームなどよりも変数の多い世界ですから、はたしてどうやって攻略していくのか楽しみですね。

やっぱりオタクは強い?

先日ある研修会に参加してきた時に、『行動経済学、見極め女子力を上げる⁉女性から見た男性の結婚相手の条件』ということについて、その中の1つにヤンキーやオタクの素養を持っている人という話がでました。

よくよく考えてみると、世の中で天才的なことを成し遂げる人って、オタク的な人が多いと思いました。

実際、この本の天才数学者ソープさんも、まさにオタクといえる人だと思いました。

他にも、物理学者のスティーブン・ホーキングやアイザック・ニュートンなんかも、ある意味オタクですよね。

経営者でいれば、本田宗一郎や、スティーブ・ジョブズなんかも、オタク的素養を持っている人だったのではないかと思います。

オタクというと、若干引いた印象を与えなくもないかもしれませんが、何かに没頭し集中できるという素質は、案外とても強いものなのかもしれません。

天才数学者のソープさんのオタクっぷり。

ぶっとんだ世界観や行動、そして天才的な能力で、複雑な世界を紐解いていく。

そんな物語をぜひ読んでみてください。

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