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金融商品のリスクを考えよう!

2024 9/14
投資と資産運用
2024年2月17日2024年9月14日
目次

リスクって危険?ってこと

『リスク』と聞くと、「危ないもの」というイメージが強いようです。

「この投資商品にはリスクがあります。」と言われると、「なんかやばいんじゃないか?」と思ったりもするものです。

しかし、資産運用で使われる金融商品の株式や債券、投資信託といった金融商品には、リスクはつきものです。リスクなくして資産運用はできません。

だからこそ、リスクの意味はちゃんと理解しておきたいところです。

リスクとは価格が変動する度合いを意味している?

金融工学と呼ばれる、株式や債券などの金融資産や、投資信託などの金融商品を、数学的に分析した学問によると、リスクとは「価格が変動する度合い」のこととして考えています。

よく金融商品の説明を受けるときに、「この商品は、リスクが20%あります。」といった説明をするのは、この説明している商品の価格が、上下に20%変動するという事を意味しています。

ここでポイントとなるのが、価格が上下に変動しているという説明です。

リスクというと、危険とか元本を毀損するとかマイナスのイメージが強いですが、ここで説明しているリスクには、価格が上昇するプラスのイメージもリスクの一部として考えています。

つまり、ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンの関係性というのは、リターンには価格変動の度合いの大きさが関係することになるため、どうしてもハイリスクなものがハイリターンになり、ローリスクのものはローリターンになってしまうと考えられているわけです。

ということは、それほど大きなリターンを望まなければ、リスク(価格変動の度合い)は抑えられるようになると考えることもできるようになってきます。

 リスクと上手に付き合うポイント 

   『自分が本当に必要なリターンを考えて、その範囲内で投資を行う!』

元本を毀損することがリスク?

金融工学のような学術的な意味でのリスクは、先の「資産価格の変動の度合い」で説明されていますが、より実践的な投資家たちの間でのリスクは、やはり「元本を毀損する可能性」という意味合いで使われていることがあります。

投資の神様とよばれるウォーレン・バフェットやその相棒だったチャーリー・マンガーなども、リスクのことを「元本毀損の可能性」と考えているという話です。

ウォーレン・バフェットの有名な言葉に、『ルール1、損しないこと。ルール2、ルール1を忘れるな』という言葉があります。

この言葉からも、バフェットなどの実践の場にいる投資家たちは、やはり元本毀損のリスクを大きな問題として取り扱っているようです。

確かに実際に投資の経験をしてみると、このバフェットの言葉の重みを深く実感することになります。

金融工学でいうリスクは、机上の空論なのではないかとさえ思ってしまうほど、この言葉の大切さを思わされるものです。

ただこれには、数学的なものだけではない、投資の本質をついたリスクの考え方でもあるので、金融工学で考えるリスクと同列にあつかうこと自体大きな間違いだとも考えています。

しかし、金融工学でいうリスクとまた違った意味でのリスクの登場です。

一体リスクとは何のことを言っているのか難しい話になってきました。

不確実性というリスク

学術的、そして実務的にリスクを理解するのなら、リスクとは可能性のことを意味していると考えるのが一番しっくりくるような気がしています。

儲かる可能性、損する可能性、大きく儲かる可能性、大きく損する可能性、ほとんと儲からない可能性。そのすべてがリスクという概念に含まれているのではないかと思っています。

そしてリスクを考えるうえで最も大切な考え方は、『不確実性』だと思っています。

不確実性とは、特定の現象や結果が起こる可能性が完全に予測できない状況のことを言います。つまり、予測できないことが起こる可能性のことです。

「事実は小説より奇なり」ということわざにもありますが、この世界で起こる現実は、私たち人間の想像力を時に超えてくることがあります。

この時、どう対処したらいいのか、そのことを念頭に置いているかどうか、それがリスクと向き合うのに大切になってくる。

これまで金融市場では、おおきなバブル形成とその崩壊を何度も繰り返してきました。

ITバブルやリーマンショック。後から見れば、なぜ予期できなかったのかと誰もが思うような話ばかりですが、なぜかそのバブルが崩壊した瞬間は、誰もが予期していませんでした。

とんでもない大きな事件が起こる可能性を、私たちは前もって予測することはできないようです。だからこそ、そのとんでもない事件が起こるリスク(可能性)をある程度想定しながら投資を行うことが必要になってきます。

バフェットの投資のルール、『ルール1、損しないこと。ルール2、ルール1を忘れるな』にも通じる話です。

バブルが形成されている時に、浮かれてルール1を忘れる。もっとという欲から大きなリターンを狙ってしまい、自分にとって本当に必要なもの以上のハイリスクな取引をしてしまう。

その結果、バブルが崩壊した時には、大切なお金を想定以上に失ってしまうことになる。

そうならないためにも、私たちは『不確実性』というリスクについて考えておく必要があるわけです。

投資と資産運用
リスクを学ぶ 株式投資 資産運用
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この記事を書いた人

田仲 幹生のアバター 田仲 幹生 1級FP技能士

生命保険会社、税理士事務所での勤務を経てファイナンシャルアドバイザーとして独立。数多くの相談者に向き合ってきた経験と、自身が実践する資産運用のノウハウを活かした個別相談やマネー講座が好評です。

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